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信州図書館文学講座・旅と女性と善光寺さん

日本書紀・今昔物語・苅萱道心説話・とわずがたり・善光寺縁起・善光寺記行・更科紀行・続膝栗毛…
春の御開帳前に、是非知っておきたい善光寺に関する信仰・歴史・説話・物語・縁起・紀行・芸能等の集大成
二回にわたり、著名講師から学ぶ特別講座

 

第1回 平成21年3月 1日(日) 
第2回 平成21年3月29日(日)

善光寺御開帳記念「旅と女性と善光寺さん」の講座が
3月1日に県立図書館で開催されました。
参加者は100名を超え、「善光寺文化と女人往生−歩く宗教」田中欣一先生、伝説にみる善光寺をめざした女性たち」小林一郎先生・小林玲子先生のそれぞれの講座を熱心に学びました

写真は第一講座、第二講座の様子

3月29日、田中欣一先生「映像で見る善光寺信仰と善光寺街道」、滝澤貞夫先生「古典文学に見える善光寺信仰」を開催しました。

いずれの回も 午後1時30分から

会 場    県立長野図書館 3階会議室

受講料    各日1,500円  受講者には関係資料を当日配布します。

3月1日(日)    ◇第1講座 午後1時30分〜3時
 
「善光寺文化と女人往生 ―歩く宗教―」

 名立たる大寺でありながら、官寺でも本山でもなく、女人往生の寺としてあり続け、"おらが善光寺"として親しまれてきた秘密はどこにあるのか。毎年、600万人もの参詣人があるという、庶民の大寺の実像に迫ります。

講師 田中欣一先生
 民俗・日本思想史家  道・峠・仏教・道元・良寛について造詣が深い。 編著に『生と死の風景』『新更科紀行』『千曲川大紀行』『善光寺大紀行』(2月刊行予定)他多数。 白馬村在住

3月1日(日)    ◇第2講座 午後3時10分〜5時

「伝説にみる善光寺をめざした女性たち」

 善光寺をめざした女性は「牛に引かれて善光寺参り」のおばあさんだけではありません。いつの時代にも日本中から旅人、とりわけ女性たちが訪れた寺が善光寺です。彼女たちの旅を語ることは、時間を旅すること。ご一緒に伝説の世界を旅してみませんか。
講演と語りのコラボレーションをお楽しみください。

講師 小林一郎先生
 長野郷土史研究会会長 著書に『門前町伝説案内』訳書に『善光寺   繁盛記』等。 善光寺関係の本2冊を3月に出版予定。 長野市在住

口演 小林玲子先生
 歴史の町長野を紡ぐ会代表・長野郷土史研究 会幹事。 絵解きの復興も行い、DVD、ビデオを出版。 長野市在住

3月29日(日)    ◇第1講座 午後1時30分〜3時

映像で見る「善光寺信仰と善光寺街道」 

 善光寺信仰の裾野は、全国津々浦々におよぶ。その善光寺への道筋に信仰遺蹟がいかほどあることか。善光寺に向かって歩いた時代に思いを馳せ、日本人の持つ精神風土を考えたい。洗馬−松本−麻績−稲荷山−善光寺への道を主として。

講師 田中欣一先生
 民俗・日本思想史家 道・峠・仏教・道元・良寛について造詣が深い。 編著に『諏訪大紀行』『新更科紀行』『千曲川大紀行』『善光寺大紀行』(2月刊行予定) 他多数。白馬村在住
 

3月29日(日)    ◇第2講座「午後3時10分〜4時40分

「古典文学に見える善光寺信仰」 

 古典文学に出てくる善光寺から、平安時代、善光寺信仰が都で爆発的に盛り上がっていたことや善光寺縁起が時代につれ成長変化し、女人往生に至り着くこと。
『とはずがたり』や『柏崎』から中世の信仰の様を具体的に探り出していきます。

講師 滝澤貞夫先生
 信州大学名誉教授 専門は古典文学 現在、県カルチャーセンター、公民館等で源氏物語、万葉集等の講座を受け持っています。著書に『信濃文学夜話』『信濃の古典文学』ほか多数。

 

お問い合わせ 申し込み

長野県図書館協会事務局
〒380−0923
長野市若里1−1−4(県立長野図書館内)
電話  026−217−9201
026−228−4939(企画協力課)
FAX  026−217−9202
Email: nla@nagano-la.com

当日の申込み、受講もできます

主催 長野県図書館協会 共催 県立長野図書館
後援 長野郷土史研究会・歴史の町長野を紡ぐ会・上田郷友会・惜命会・古道をたずねる会・ 信濃毎日新聞社・長野市民新聞社・週刊長野新聞社・須坂新聞・週刊上田新聞社・ 東信ジャーナル社・小諸新聞社・市民タイムス