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平成22年度長野県図書館協会総会

平成21年度事業報告

平成22年度事業計画

日 時 平成22年5月31日(金) 13時30分~15時10分
場 所 県立長野図書館 3階 第1会議室

1 開会

2 あいさつの概要 ( 会長 牛山圭吾)

今図書館をめぐる状況には明るい光が射してきている。

  1. 公共図書館関係では、県下で新しい図書館の建設やその計画が相次いでいる。また利用者も増加してきており、特に子育て中の親子や成人の利用が増え地域に息づいている。さらに情報化社会に対応する図書館活動も、ビジネス支援や医療支援などの例が聞かれ、課題解決支援サービスが意識されてきている。横断検索システムの利用も活発である。
  2. 学校図書館関係では、こどもの読書量は、二極化している面もあるが全体的には増えている。新指導要領でも読書について明文化され探究的活動に加え読書活動の充実が挙げられた。学校図書館にかかわるボランティアの活動も活発化しており、PTA役員を中心に父親の参加も増加している。子供の読書活動では6年生まで読み聞かせをすることが盛り込まれ、これは声の文化の見直しでもあると思う。関係者の研修の充実を図るために、読書感想画、読書感想文、調べる学習の講座を用意している。
  3. 読書ボランティア関係では、県下に30グループ、5,000人を超えるボランティアが活動している。

問題点としてあげられる点は

  1. 公共図書館、学校図書館の資料費が減少しており、長野県は特に減少率が高い。
  2. 県教育長との懇談でも出していることだが、専門職員、司書の配置が少ない点も挙げられる。臨時職員は身分的にも賃金面からも不安定である。
  3. 図書館サービスのなかで、公共図書館ではレファレンスサービス、フロアワークの充実が望まれる。学校図書館では、司書教諭の活動の位置づけがしっかりしていない等も問題だと思う。
  4. 学校へ持っていく本の選書能力を養うためにもボランティアの研修の充実が望まれる。
  5. 大人の読書力の向上を図ることが子供の読書量の増加につながる。

このような問題点もあるが、新しい文化を担う灯をつないで大きな光にしていきたいと考える。

3 議長選出

会場に諮ったところ事務局一任の発言があり、富士里小学校の清水正彦さんを議長に推選し承認された。

4 議事

第1号議案 役員の承認について

人事異動に伴う理事幹事の変更について資料により提案され、特段の質問もなく承認された。

第2号議案 平成21年度事業報告について

第3号議案 平成21年度歳入歳出決算報告について

事務局より資料に従って説明
監査報告

<質疑>
坪田(上田図書館--- 長野県の名著復刊シリーズの事業の休止に関して協会が損失を被ることはないか。

宮下事務局長--- 協会は危険負担を負わないということで始めた事業であり、協会に特段の不利益は生じていない。

清水(茅野市図書館、個人会員--- 平成22年5月1日づけで、ステップアップ研修の「修了認定証」のポイント制についてホームページに掲載されている。それをみると、以前上級司書としていたものが認定司書となり、修了認定に要するポイントも15から25ポイントと変わっているが、どのような経過でこのようになったのか説明が欲しい。

宮下事務局長--- 名称は日本図書館協会の動向も勘案しているが、県協会が認定する司書という意味でレベル向上を目的としている。ポイント制改定については、(抜本改正となった)図書館に関する科目の省令改正への対応や、省令にはないが大きなウエイトを占める学校司書関係の研修、読書ボランティア講座等に大幅にポイントを加える見直しをしたもので、常務理事会を経て改訂を行った。

清水--- 日本図書館協会では、司書の上級資格について10年以上にわたって慎重に審議してきてようやく今年から具体的に動くこととなった。長野県でポイントを取得したとして認定してしまうと、日本図書館協会の認定制と混同される懸念があり名称を変えた方が良いのではないか。

宮下事務局長--- 県協会の認定制は会則に基づいて行うものだ。長野県図書館協会は日本図書館協会の下部機関ではないので特に問題はないと思う。

清水--- 「司書」という名称を用いることには問題はないのか。

宮下事務局長--- 認定司書は司書有資格者のレベルアップを目指しているもので、図書館法上の司書を認定しようというものではない。

清水--- 平成20年にポイント制をとった時に修了証を出すことになったはずだ。その後変わったのか。

宮下事務局長---  修了証はステップアップ研修の修了者に対して出されるもので(読書ボランティア講座受講者に対する修了書とは異なる)、研修への励みや目標を与え、その修了証の積み重ねが認定の要件となる。平成23年度以降その対象者が誕生する可能性がある。認定司書の要件として、所定のポイント取得・認定修了証、リカレント教育の履修証明、司書資格、経験年数、論文等が考えられるが、具体的には23年度以降に審査委員会を設置しその場で検討することになる。

清水--- 審査委員会で何も決まっていないのにポイント制を行っているのか。

宮下事務局長--- 会則に謳われている認定制に沿って行っているもので、審査委員会の前提としてポイント制を設定しているものだ。

清水--- そういうことなら、いきなりホームページにアップするのでなく、総会などで検討する必要があると思う。慎重な対応を求めたい。

宮下事務局長--- 会則や事業計画に沿って行っており、またポイント制は数年前から施行している。(総会の審議事項は会則上の規定があり)ポイント制の改定は(いわば要綱の改定だから)執行段階のことがらであり常務理事会で協議して行うことだと理解している。

清水--- 他の常務理事もその形でよいのか伺いたい。

倉石理事長--- 司書資格を取得するための研修ではなくレベルアップするためのものであるので問題ないと考える。

清水--- 日本図書館協会と名称が一緒になることについてはどのように考えるか

倉石理事長--- 日本図書館協会の状況を詳しく把握していないので、今後常務理事会で検討することとしたい。

後藤(信州大学--- 審議の経過を議事録に記録するように希望する。

宮下事務局長--- 従来もそうしてきたところであるが、総会の審議経過については、議事録としてホームページに掲載する。

飯島(東御市個人会員--- 本の製本修理講習会を実施してもらってありがたかった。1日の講習では不十分なので、22年度も行ってほしい。

宮下事務局長--- 3月の講習会は受講者を募集すると瞬く間に定員一杯になってしまい、受講できなかった方が非常に多く、ニーズが大変高いと承知しているので平成22年度は2回計画している。

坪田(上田図書館--- 決算報告をみると、個人会員、賛助会員が当初見込みより少ないが勧誘対策を講じたのか。

宮下事務局長--- 研修会の折などに入会を案内し、リーフレットの配布等も行っている。賛助会員に関しては直接企業に出向き、図書館や協会の意義を話し入会を勧めてきたが、厳しい経済状況のなか見込みほどの増加は難しかった。

2,3号議案については、以上の質疑ののち拍手多数により承認された。

第4号議案 平成22年度事業計画(案)について

第5号議案 平成22年度歳入歳出予算(案)について

事務局より資料に従って説明

<意見、質疑>
飯島(東御市個人会員---  意見であるが、事業計画中、長野県市町村史誌等目次情報データベース事業は意義深い事業なので実現していただきたい。また、東御市の図書館は建て替え建設することになっており宮下事務局長のご指導をいただいているが、今後とも支援をお願いしたい。市民参加の図書館づくり、市民協働はこれから大事だと思う。
次に質問だが、公共図書館の臨時職員には研修の機会が少ないという声があるので研修の機会を保障してほしい。学校の図書館職員は研修に参加できていないが、小中学校部会は教育委員会等への働き掛けをしているのか。

宮下事務局長--- 長野県市町村史誌等目次情報を検索できるようにすることは意義深いので助成事業として採択されれば史誌活用の道が開けると考えている。また、市民協働については、市民参加よる図書館づくりを今年の県大会分科会のテーマにしている。
図書館職員の研修は法的には県教委が行うこととなっており、県教委との懇談の中でも取り上げている。県教委への期待は大きいが、実態としては主に県協会がニーズに応え積極的に研修を行っている。また、研修参加者は臨時職員や嘱託職員が多く、正規職員の参加が少ないのが実態である。

藤田小中学校部会長--- 学校図書館職員の研修については基本的には市町村の対応によることになるが、地区で協働してパネルシアターを作成するなどの工夫をしてきてもいる。学校司書委員会で協議している他、図書館大会でも二つの分科会を持っており参加者も多く好評である。また実務マニュアルを作成、22年度はこの改訂も行うことにして対応している。学校司書はなかなか出張が難しく、勤務時間の制約もあるが、少しずつ改善していきたい。

牛山会長--- 臨時職員は現状では市町村で旅費が計上されておらず、勤務時間も短くて半日とか午後3時までという勤務体制が多い。そこで、研修場所は受講しやすいように県下各地の図書館にお願いして行っている。ただ、ボランティアに関しては、各地の組織がなくなってきていて研修を受け入れる体制をとることが難しくなっており、協会役員は、受付から講師まで全部自分でこなしているような状態だ。各地で研修が行えるよう協力を願いたい。

清水(茅野市図書館、個人会員)--- 求人情報・専門的人材(求職)情報の提供についてだが、ここに司書がなぜ挙げられていないのか。

宮下事務局長--- 司書(臨時職員等)の求人情報の提供も当然考えている。
専門的人材情報として挙げた①から⑤については、本来は司書が行うべき専門分野だが、現状ではこういうことができる職員は稀で、これらの専門分野の大部分は市民ボランティアやNPOが担っているのが実情だ。そういう実情を踏まえ、専門的人材情報として提供し、これらの方が活躍し易いように条件整備を図りたいというのがこの人材情報提供事業の趣旨だ。

清水--- 司書(臨時職員等)の求人情報も取り上げてほしい。

宮下事務局長--- 公募館長について求人情報を掲載してきたが、臨時職員、嘱託職員等の求人情報の提供については各館により実態が異なり、採用条件等それぞれ事情もあるようなので、今後検討しだんだんに広げていきたい。

後藤(信州大学)--- 市町村史誌目次データベース事業は採択されたら、その後も事業を継続するのか。

宮下事務局長--- 事業実施後の追加、参加については相当な経費がかかるので、助成事業後の新規参加についてはその段階で検討を要すると思う。

後藤--- ぜひ採択されることを希望する。

坪田(上田図書館)--- 公募館長制について問題があると思っているが、館長を公募採用することを協会としてはどのように考えているのか。

宮下事務局長--- 館長の採用については、各自治体が判断することだ。現在県内には伊那市、塩尻市、小布施町、大町市、佐久市等が公募館長制をとっているが、公募館長は(多くの応募者の中から選抜された各分野のエキスパートであり)大変活躍されていると評価している。

4,5号議案については、以上の質疑ののち拍手多数により承認された。

 

第6号議案 平成23年度(第61回)長野県図書館大会について

上田市を提案し承認された。
坪田上田図書館長の挨拶 22年度に開館する真田図書館を中心に近くの中学校や公民館を会場として実施することを考えている。

5 議長退任

6 その他

  1. 図書館大会のあり方について常務理事会で検討していくこととしており、その際過去の大会開催地の関係者の方からご意見を聞きたいと考えているので協力願いたい。
  2. これから支部総会が開かれるが、本会役員もできるだけ出向いて連携を深めたいと考えているのでよろしくお願いしたい。
  3. 国民読書年記念 図書館自治体サミットを茅野市で行うこととなっている。多くの参加をお願いしたい。

閉会挨拶 

倉石理事長 総会でいただいたご意見は今後常務理事会で検討し、実効が上がるよう事業を実施していきたい。

 
平成21年度 事業報告

Ⅰ 総会及び理事会並びに常務理事会
1 総会及び理事会 平成21年5月15日(金) 県立長野図書館
2 常務理事会(事務局会議) 県立長野図書館 5回開催

Ⅱ 本会事業
1 第59回長野県図書館大会並びに北信越地区学校図書館研究大会
(1)第59回長野県図書館大会
平成21年10月17日(土) 松本市(県松本文化会館・旭町中学校)
・記念講演~トークショー~ あさのあつこ氏×越高一夫氏
・分科会 第1~第14分科会
(2)北信越地区学校図書館研究大会
平成21年10月16日(金)・17日(土)松本市(県松本文化会館・旭町中学校)
(3)参加者数 2日間参加250人 1日目のみ40人 2日目のみ462人 合計752人

2 平成21年度長野県図書館協会専門研修
(1)図書館職員等ステップアップ(専門)研修
県下図書館等 6回 受講者174人
製本修理講習会 1回 受講者29人(公共図書館部会併催事業)
(2)読書ボランティア講座(子どもゆめ基金対象事業)
県下図書館等 6回 受講者190人
(3)出前講座~研修メニューや講師を紹介した。

<後援事業> 大学(上田女子短大)が行う図書館職員学び直し講座(リカレント教育)
第1シリーズ平成21年11月~22年3月
「課題解決支援サービス」8回 受講登録者26人 受講者数延べ158人
~平成20年に文部科学省令が抜本改正され、新科目の履修や専門性の向上が求められるとともに、継続的で体系的な研修が必要とされている。

3 図書館学習会並びに図書館建設及び運営等の相談・支援事業
(1)図書館学習会の開催
上田市、小諸市等で、図書館の意義の理解促進のために、「図書館建設と運営のためのガイドライン」等を活用して、住民、行政・図書館職員、議会議員等を対象にした図書館学習会等が開催された。
(2)図書館建設及び運営等の相談・支援事業
現在、上田市、小諸市、塩尻市、安曇野市、東御市、小布施町、軽井沢町、木曽町、松川村、豊丘村等において図書館が建設され、或いは建設計画が検討されている。
基本計画の策定、システム・資料構築、運営方法等について相談に応ずるとともに、委員会委員、講座講師等の協力をした。
4 県内図書館の相互協力システム・制度の利用促進
平成21年度からスタートした「長野県内公共図書館横断検索システム」の利用促進に協力した。
・閲覧回数 66,885回

5 信州図書館文化講座「龍馬伝の時代と信州」の開催
県民の学習要求に応え、研究者等の発表の場を提供するとともに、図書館文化事業の普及を図るため、平成22年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の放映に合わせて、関係地域において連続講演会を開催した。
①飯田会場 2月27日 59人(52人)
②上田会場 3月6日 105人(92人)

6 「図書館を使って“調べる”学習賞コンクール」入賞作品貸出事業
~図書館を使った調べ学習、調査研究の普及
・上田市内3小学校等で入賞作品(レプリカ)の展示会を開催

7 読書文化の普及事業
(1)読書ボランティアグループ相互の情報交換、経験交流を図る交流会を開催
・11月28日 諏訪市図書館 参加者数50人
(2)絵本ワールドinながの2010
・平成21年度開催は中止となった。

8 ホームページの管理運営事業 
研修計画、地域情報、事業会議、部会、協会等の案内、紹介等を行うとともに、当協会からのお知らせ、事業紹介等も掲載し、県下の図書館に関わる各種の情報提供のセンター的機能を果たす。
・平成22年3月31日現在アクセス数 38,248件

9 組織・財政基盤の強化について
(1)支部総会への役員の出席
・6月25日長野支部 ・7月3日上小支部 
・7月9日飯水支部 ・7月24日諏訪支部
(2)事業、活動を鋭意推進するとともに、当協会に対する理解促進を図り入会を働きかけたが、深刻な不況下、微増に止まった。

10 その他
(1)「長野県の名著復刊シリーズ」事業の休止
(2)関係事業の後援
・信濃子どもの本団体連絡会
・長野県公民館運営協議会
・その他推薦図書等
(3)長野県同和教育推進会議への参加

Ⅲ 公共図書館部会の事業
(1) 会議
①館長会議   5月29日(金) 塩尻総合文化センター 参加者49名
②幹事会    3回

 (2) 研究集会等
①第59回長野県図書館大会 10月17日(土) 松本市
②公共図書館初任職員研修会 5月28日(木)・29日(金)・6月26日(金)
県立長野図書館 参加者70名・21名・38名
③図書館職員ステップアップ研修  協会本会の事業として実施
④図書館講座Ⅰ~Ⅱ  生涯学習センター
⑤障害者サービス研修会   12月2日(水) 県立長野図書館 参加者54名
⑥長野県同和教育研究大会  10月8日(木) 戸倉創造館 参加者3名
⑦製本・修理講習会  3月12日(金) 県立長野図書館 参加者29名

 (3) その他
①平成21年度長野県公共図書館概況   県立長野図書館ホームページに掲載
名簿及び概況書の配布
②録音・点字図書目録増加分の提供
③新聞・雑誌総合目録の提供 (CD-ROM)

Ⅳ 小中学校図書館部会の事業
(1) 会議
①支部代表者会 3回
②幹事会 5回

 (2) 第59回長野県図書館大会  10月16日(金)~17日(土) 松本市

 (3) 第25回北信越地区学校図書館研究大会(松本大会)  10月16日(金)~17日(土)

 (4) 地区研究会
北信 上水内支部 9月3日(木)  信濃町立柏原小学校 78人
東信 佐久支部  10月29日(木) 佐久穂町立佐久中央小学校・佐久中学校 67人
南信 上伊那支部 11月17日(火) 辰野町中央保育園・辰野西小学校・辰野中学校
167人

 (5) 第32回長野県読書感想文コンクール
応募総数 小学校 242校 2887編  中学校 118校 1698編
入賞作品 小学校 206編  中学校 75編  合計281編(全国入賞なし)

 (6) 第21回読書感想画コンクール(全国学校図書館協議会・毎日新聞社主催)
応募総数 小学校 14校 90点  中学校 9校 75点
入賞作品 小学校 21点  中学校 17点  合計38点(全国入賞なし)

 (7) 研究委員会
推薦課題図書選定委員会 4回
司書教諭研究委員会 4回
学校司書委員会 5回

 (8) 図書館職員ステップアップ研修 協会本会の事業として実施

 (9) 部会だよりの発行 (123号・124号・125号・平成21年度推薦図書目録特集号)

 (10) 第32回長野県読書感想文コンクール金賞作品集「ひろがる読書」の編集

 (11) 図書館実務マニュアル「新鮮で使いやすい図書館に」及び
「司書教諭と学校司書力を合わせて図書館教育」の販売・利用促進

 (12) 全国学校図書館協議会事務局長会議参加 2月4日(木)・5日(金) 東京


平成22年度 事業計画

Ⅰ 総会及び理事会並びに常務理事会 
1 総会及び理事会 平成22年5月31日(月) 県立長野図書館
2 常務理事会(事務局会議) 県立長野図書館 5~6回

Ⅱ 本会事業 
1 第60回長野県図書館大会
10月30日(土) 飯田市(飯田文化会館・飯田東中学校)

2 平成22年度長野県図書館協会専門研修(別紙)
(1)図書館職員等ステップアップ(専門)研修
県下の図書館等 8回開催
(2)読書ボランティア講座(子どもゆめ基金事業)
県下の図書館等 6回開催
(3)出前講座 ~研修メニューや講師を紹介します

<後援事業> 図書館職員学び直し講座(大学によるリカレント教育)(別紙)
第2シリーズ「情報サービス演習」8回 4月~9月 上田女子短期大学
第3シリーズ「図書館制度・経営論」10月~3月 松本大学・松商短期大学
文部科学省令が抜本改正され、新規科目の履修や専門性の向上が求められるとともに、継続的で体系的な研修が必要とされている。
県下の司書養成課程を持つ大学に開講を依頼し実現したもの。

<後援事業>情報検索基礎能力試験(サーチャー試験)のための勉強会(別紙)
情報(検索)のプロフェッショナル(サーチャー)となる第1歩として、(社)情報科学技術協会が主催する「情報検索基礎能力試験」(サーチャー試験)合格を目指し、全12回の勉強会を行う。

3 図書館学習会並びに図書館建設及び運営等の相談・支援事業
(1)図書館学習会
図書館の意義の理解促進のために、「図書館建設と運営のためのガイドライン」等を活用し、住民、行政・図書館職員、議会議員等を対象にした図書館学習会の開催に協力する。
(2)図書館建設及び運営等の相談・支援
現在、上田市、小諸市、塩尻市、安曇野市、東御市、小布施町、軽井沢町、木曽町、松川村、豊丘村等において図書館が建設され、或いは建設計画が検討されている。
基本計画の作成、サービス計画、資料・システム構築、運営方法等について、相談に応じるとともに、委員会、講座等への協力をする。

4 長野県市町村誌史等目次情報データベース事業(別紙)
『長野県史』をはじめとする県下の市町村誌史や郷土雑誌等地域に関わる資料・情報の収集、整理、提供は公立図書館の基本的任務である。
この度、長野県図書館協会が事業主体になり、県内公共図書館の参加を得て全県的に市町村史誌等の目次情報をデータベース化する「長野県市町村誌史等目次情報データベース」の構築を図り、新たな図書館サービスの創造を目指すとともに、県民の調査研究、課題解決支援に資することを目的とする。

5 委員会の設置
(1)「長野県公共図書館概況」を基に図書館評価基準・指標を検討する委員会
・公共図書館部会幹事、事務局長、県立図書館企画協力課で構成
・今年度中の検討、成案を得て、平成23年度から施行予定
(2)図書館建設のための専門委員会
図書館建設支援のために、学識経験者、専門家、専門業者等から成る専門委員会を必要に応じて設置する。

6 求人情報・専門的人材(求職)情報の提供について
(1)経過等
・会則第4条(情報提供)
・小布施町・佐久市の図書館長(リンク)
(2)図書館関係の専門的人材情報の提供
本人申請に基づき、専門的人材情報を提供し、図書館サービス・活動を支援する。
①サーチャー(情報検索技術者)
②音訳指導者:デイジー図書の音訳指導、PC録音・校正・編集技術者
(現在、長野・松本・上田・飯田・下諏訪 認定者十数名)
③JPIC読書アドバイザー
④アーキビスト
⑤学芸員等
(3)認定司書情報の提供
本人申請に基づき、リカレント教育の履修証明取得又は図書館職員ステップアップ(専門)研修25ポイント修了等の要件を満たす認定司書が対象 (H23年度以降誕生予定)

7 国民読書年への取り組み・読書文化の普及事業
(1)7月4日(日)茅野市 国民読書年記念「読書・図書館自治体サミット」の後援
(2)地域の民話・伝承、文学等をテーマとした信州図書館文化講座の開催
(3)県下図書館の取組への奨励

8 信州図書館文化講座(国民読書年関連事業)
県民の学習要求に応え、研究者等の発表の場を提供するとともに、図書館文化事業の振興を図るため、地域の民話・伝承、文学等をテーマにした連続講演会を開催する。
平成22年度後半、3回シリーズを予定

9 「図書館を使った調べる学習コンクール」入賞作品貸出事業
図書館を使った調べ学習、調査研究を普及するために、入賞作品の展示会等を希望する図書館、学校へ紹介、貸出をする。

10 ホームページの管理運営事業
研修計画、地域情報、事業会議、部会、協会等の案内、紹介を行うとともに、当協会からのお知らせ、事業紹介等を掲載し、県下の図書館に関わる各種の情報提供のセンター的機能を果たす。

11 組織・財政基盤の強化について
(1)支部総会への役員出席等により本会と支部との連携を図る
(2)協会事業・活動を鋭意推進するとともに、当協会に対する理解、個人・賛助会員の入会を促進し、組織・財政基盤の強化を図る

12 その他
(1)関連事業・活動の後援
(2)長野県同和教育推進会議への参加

Ⅲ 公共図書館部会の事業
(1) 会議
①館長会議   5月28日(金) 坂城町立図書館
②幹事会    3回

 (2) 研究集会等
①第60回長野県図書館大会 10月30日(土) 飯田市
②公共図書館初任職員研修会 6月25日(金)・9月24日(金) 県立長野図書館
③図書館職員ステップアップ研修  協会本会の事業として実施
④図書館講座Ⅰ~Ⅱ 生涯学習センター
⑤障害者サービス研修会   11月下旬  県立長野図書館
⑥長野県同和教育研究大会  9月28日(火) 総合教育センター
⑦製本・修理講習会(本会併催事業)  8月3日(火) 下諏訪町立図書館
12月2日(木) 佐久市立中央図書館

 (3) その他
①平成22年度長野県公共図書館概況の提供(県立長野図書館ホームページに掲載)
②録音・点字図書目録増加分の提供
③新聞・雑誌総合目録の提供 (CD-ROM)


Ⅳ 小中学校図書館部会の事業
(1) 会議
①支部代表者会 3回
②幹事会 5回

 (2) 第60回長野県図書館大会 10月30日(土) 飯田市

 (3) 地区研究会
北信 中高支部 9月2日(木) 平岡小学校・高社中学校
中信 塩筑支部 11月5日(金) 宗賀小学校・塩尻西部中学校

 (4) 第33回長野県読書感想文コンクール

 (5) 第22回読書感想画コンクール(全国学校図書館協議会・毎日新聞社主催)

 (6) 研究委員会
①推薦課題図書選定委員会 4回
②司書教諭研究委員会 4回
③学校司書委員会 5回

 (7) 図書館職員ステップアップ研修  協会本会の事業として実施

 (8) 部会だよりの発行 (126号・127号・128号・平成22年度推薦図書目録特集号)

 (9) 第33回長野県読書感想文コンクール金賞作品集「ひろがる読書」の編集

 (10) 図書館実務マニュアル「新鮮で使いやすい図書館に」および
「司書教諭と学校司書力を合わせて図書館教育」の販売・利用促進

 (11) 全国学校図書館協議会事務局長会議参加 2月  東京